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筆跡研究所とは
代表 齋藤青牛 プロフィール
筆跡研究家・書家
元公立学校教員(書道・国語)
元武蔵野学院大学教授
武蔵野学院大学非常勤講師
日本筆跡診断士協会筆跡診断士(養成指導士)
陶印を楽しむ会主宰
日展入選
武蔵野短期大学附属幼稚園書道教室書道指導
曠野短歌会理事
ご挨拶

時代も令和と変わり、書くということも少なくなり、印鑑もできるだけ省略する時代へと移行しています。そんな中、筆跡研究所では「書くということ」の効用を見直し、その活用方法を教育、コミュニケーション、心理等に応用することを文献研究及び実践を通して検証し皆様にお伝えしていくことを目的とし研究及び活動をしています。
くずし字解読、筆跡診断、筆跡鑑定の他、書道教室や楽しくコミュニケーションをとりながら
陶器のハンコを作成する陶印を楽しむ会など行っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

川越筆跡研究所開設の経緯と実績等

2011(平成23)年より武蔵野学院大学准教授として2014(平成26)年より教授として教職関係の講義と日本の伝統文化Ⅱにおいて「書道」を担当し、世界と日本の文字の比較、篆書・隷書・楷書・行書・草書・仮名・創作について講義する。
 この間、大学時代に興味があった「筆跡心理学」に再度関心を持ち、筆跡の研究と相芸会日本筆跡診断士協会及び筆跡鑑定研究所において筆跡鑑定人養成コースにて筆跡鑑定の訓練を受ける。時に森岡恒舟所長と同席し筆跡鑑定の相談も隣で研修させていただいた。
尚、併せて日本筆跡診断士協会において2016(平成28)年2月 筆跡診断士の資格を取得し、筆跡と行動の関係について研究を継続中である。
2020年(令和2)年4月、大学退官を機に筆跡研究所を埼玉県川越市に開設。
書道を柱とした筆跡鑑定やくずし文字解読及び筆跡診断(筆跡分析)等、筆跡に関することを仕事とし、日本と中国の筆跡鑑定の比較検討などの研究も行っている。
 1993.5.18範 列編著「筆迹與犯罪」華夏出版ISBN7-5080-0172-9 
2018.6陳暁紅主編「司法笔迹鍳定」科学出版社 ISBN978-7-03-057552-4 など

◆実績
(1)筆跡鑑定
韜晦筆跡鑑定1件、模倣筆跡鑑定1件
その他いじめ、誹謗中傷等筆跡異同鑑定5件実施。
(2)くずし字解読(主なもの)
  ① 明治時代ハワイに移住された人の子孫からの手紙解読(通訳会社を通して)
  ② 山岡鉄舟関連の書簡・屏風・掛軸等
  ③ 保険会社へ提出のため医師のカルテの個性的な筆跡
  ④ 明治の時代の俳句集のくずし字解読(俳句図書館からの依頼)
  ⑤ 中国陶器に書かれた漢詩の解読(骨董収集の方から)
  ⑥ 明治時代(旧字体)の医事新聞の解読
  ⑦ 大正時代女学校での「女子文のしをり」(手紙文例)の全文解読
  ⑧ 「有馬山温泉小鑑」の全文解読
(3)筆跡診断
  ① イベント協力 第一生命保険株式会社さいたま東武支社、せんげん台オフィス
  ② 日本教育カウンセリング学会ミニ研修会(90分)
  ③ 筆跡診断士による小品書展に置いて筆跡診断実施(一人15分・500円)

最新のお知らせ

2024年6月11日
現在「女子消息文の手ほどき」明治38年発行の小野鵞堂書、中邨秋香著による手紙文を読んでいます。あと3回ほどで読み終わりますが、途中からでも十分大丈夫です。漢字には全てふりがな付きです。お申し込みは、ホームページの「相談・講座のご予約はこちら」から
お申し込みください。
2024年5月27日
6月のくずし字解読講座は8日(土)午後1時30分から3時30分の2時間です。
参加費は3,000円。現在「女子消息文のてほどき」を読んでいます。途中からでも十分可能ですので興味にある方はぜひご参加ください。当時の生活事情や語句などからの時代などもなるほどというものもあります。
申込みは「相談・講座の申込みはこちら」からお願いいたします。
2024年5月27日
6月のくずし字解読講座は8日(土)午後1時30分から3時30分の予定です。
陶印づくりを楽しむ会は筆跡研究所、6月23日(日)午後1時から4時まで。上尾アトリエ薔薇の小径は6月25日(火)午後1時30分から4時30分までの予定です。

現在、会員募集中:参加費1回1,500円です。申込みは「相談・講座の申込みはこちら」からお願いいたします。陶器のはんこ(絵手紙・年賀状不封緘印等)だけでなく土鈴・墨置き、筆置き、ペーパーウエイト、等の小物も作っています。

最新のブログ

2022年11月21日
資料を研究などに提供してくださる場合は格安で解読します。

額の文字の解読

これは、友人である俳誌「軸」を主宰し、なおかつ千葉県野田市で俳句図書館を運営している秋尾 敏氏の依頼によってくずし字を解読を協力にいたりました。図録が500円で頒布されています。機会あらば、ぜひ江東区芭蕉記念館を訪れゆかりの地など周辺を散策するのも良いかと思います。


署名の解読及び落款印の解読

明治時代のハガキの例

2024年6月11日

筆跡診断も筆跡鑑定の一部とも言えますが、一般的に「筆跡鑑定」は書いた人物(筆者)が同一か異なる人物かを判定するものです。 それに比べ「筆跡診断」は書いた人物の筆跡の「書き進め方」(書道では章法といいます)と文字の字形や線の長短・方向、余白の取り方などの筆跡特徴を根拠に「書く行動の軌跡」を歴史上の人物の行動や書いた人物の体調や心理面での筆跡への影響を調査研究し今までの知見をまとめたものです。

2024年2月26日
川越駅東口から徒歩3~5分のところにある三番町ギャラリーで陶印づくりを楽しんでいる仲間と初めて展覧会を開催します。賛助出品者からサンドブラスト作品・万華鏡・陶器の茶器・収蔵の皇帝印璽・書画など展示予定。ただただおしゃべりをして失敗を楽しみ次に活かしています。

中国陶印は印刀で彫れて持ち帰り可能です。体験も実施しています。また日頃研究している筆跡セラピー(筆跡診断)も実施しています。

  • 中国陶印篆刻体験(材料込1,500円) 筆跡セラピー(15分500円)
  • ご高覧いただき、御批正賜れば幸甚に存じます。

    陶印・筆置き・ペーパーウェイト・ミニ下駄等、陶器の小物や小品書・その他雑貨小物があります。

    2023年10月11日
    2023.9.14日(木)から2024.1.21日(日)まで東京都江東区芭蕉記念館において開催されている「旧派再考~子規に『月次』といわれた俳家たち~」という企画展の図録に掲載されている軸・短冊・色紙など50点の俳句翻刻に協力しました。

    これは、友人である俳誌「軸」を主宰し、なおかつ千葉県野田市で俳句図書館を運営している秋尾 敏氏の依頼によってくずし字を解読を協力にいたりました。図録が500円で頒布されています。機会あらば、ぜひ江東区芭蕉記念館を訪れゆかりの地など周辺を散策するのも良いかと思います。


    俳句翻刻を協力した図録です。

    東京都江東区芭蕉記念館企画展「旧派再考~子規に『月次』といわれた俳家たち~

    2023年4月18日
    大変味わい深い文章と筆跡と思い引用させていただきました。

    「埼玉・人とこころ」令和5年度特集号に小暮晴彦氏の渋沢栄一講座と題された中に、本多静六博士の書簡が一通紹介されていました。内容はその記載の中でも紹介されていますが、手紙の全文は解読されていませんでしたので、試しに解読してみました。間違いなどありましたらご批正ください。

    「埼玉・人とこころ」令和5年度特集号より引用~小暮晴彦氏の記事~


    筆者の解読文